調査・データフォルクスワーゲンのトラック部門などが集まる商用車大手のトレイトン・グループ(ドイツ)は29日、2025年1-9月期の受注、販売台数を発表した。グループ全体の受注台数は前年同期比7%増の20万2111台。このうちトラックは同9%増の16万1817台だった。一方、総販売台数は9%減の22万4515台、うちトラックは14%減の17万6237台となった。
受注増は主に、EU27+3地域でのトラック顧客の買い替え需要が堅調に推移したことによる。一方、北米では米国の関税政策や経済への潜在的影響に対する不確実性が続いており、顧客の慎重姿勢が見られたことでトラック需要が顕著に減少した。ブラジルでも、厳しい経済環境を背景にトラック受注が減少した。
同期間の売上高は8%減の323億2200万ユーロ、調整後営業利益は37.5%減の20億3900万ユーロとなった。
ブランド別では、スカニア(スウェーデン)が営業利益率10.6%を記録。減益の要因は、販売台数の減少による売上高の減少、為替のマイナス影響、中国での新工場建設に関連する費用増加などによるもの。マン・トラック&バス(ドイツ)は営業利益率5.6%を確保し、売上高は前年並みを維持した。インターナショナル・モーターズ(米国)は営業利益率が1.6%に低下。販売台数の減少に伴う売上減少は、製品コストおよび固定費削減によって一部相殺された。フォルクスワーゲン・トラック&バス(ドイツ)は売上高が減少したものの、営業利益率は0.5ポイント改善し、12.4%を達成した。
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