国際フォルクスワーゲンのトラック部門などが集まった商用車大手のトレイトン・グループ(ドイツ)は10日、2024年の連結決算を発表した。売上高は前年比1%増の474億7300万ユーロ。調整後営業利益は3億5000万ユーロ増の43億8400万ユーロで、増収増益となった。販売台数は1%減の33万4215台だった。
同社の24年の電気自動車(EV)の販売台数は前年比で減少したものの、同セグメントの受注はEVが60%増加して4000台弱となった。6月には同社グループ傘下のスカニア(スウェーデン)が、民間および準公共顧客のバッテリー電気商用車の車庫および目的地充電オプションを専門とする会社、エリニオンを設立。エリニオンは顧客の車庫に4万の充電ポイントを設置し、電気商用車への移行を促進する見通し。同じく傘下のマン(ドイツ)は、大型電気トラックについて年末までに2800件の注文と注文リクエストを受けた。25年も引き続きEVの開発に注力する。
25年の見通しについては販売台数、売上高ともに5%減から5%増の範囲になると予想。世界経済の勢いが前年に比べてわずかに弱まり、同社の主要市場ではトラックの需要が減少すると見込んだ。また、米国における今後の地政学的動向が見通しに影響するとした。
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