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パナマ運河、ガス輸送と港湾整備で競争力強化へ

2025年11月7日 (金)

国際パナマ運河庁のリカルテ・バスケス長官は、米ヒューストンで5日まで開かれた「ヒューストン国際海事会議」(HIMC)に登壇し、運河両端での新港建設やガスパイプライン開発など、将来を見据えた戦略プロジェクトを発表した。気候変動や地政学リスクに対応しつつ、輸送の信頼性と効率性を高める。

(出所:パナマ運河庁)

バスケス氏は「環境や気候条件が運河運営を妨げないよう取り組んでいる。これらの投資を通じ、運河の多角化と持続的な運営を確保する」と述べた。運河庁によると、液化石油ガス(LPG)の通過量は今後10年間で倍増が見込まれており、米国からアジア向け輸送の大半が同運河を経由している。設備拡充を怠れば、市場シェアを失う可能性があるという。

また、運河両端で計画している新港建設についても触れ、官民連携による参加を歓迎する姿勢を示した。バスケス氏は「最終判断は運河庁と理事会が行う。政治的影響を排除することが重要だ」と強調した。さらに、12月初旬には港湾事業者や船社と個別協議を開始し、入札前の事前資格審査に入る予定だと述べた。

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