行政・団体兵庫県尼崎市は10日、市内に物流施設を開設する日本GLP(東京都中央区)と今月13日に防災や地域コミュニティーの活性化などを目的とした包括連携協定を結ぶと発表した。
同社は、同市道意町に大規模多機能型物流施設「GLP ALFALINK尼崎」の開設を進めており、施設内には、一般市民も利用できるレストランやマルチコートのほか、市が運営する地域活性化や子育て支援を推進するためのスペース「ALCO GARDEN」(アルコガーデン)などが整備される。市では、アルコガーデンで子育てに関するイベントや地域の祭りを開催し、防災訓練を実施するなど、主に地域住民を中心とした活用を予定している。
協定では、子育てや地域コミュニティーの活性化のほか、健康・スポーツや障害者支援、防犯など8項目の取り組みを挙げており、同社は住民らの施設利用や災害時の避難住民の一時受け入れ、周辺公共施設の整備などで協力していく。
GLP ALFALINK尼崎は総延床面積35万平方メートルの大規模多機能型物流施設で、南棟と北棟の2棟が整備される。関西最大級の先進的物流施設で、佐川急便の大型中継センターなど複数社が入居することが決まっている。
南棟は6階建てマルチテナント型施設で、延床面積23万8400平方メートル。ダブルランプウェイで上下階への移動が可能となっている。北棟は4階建てのボックス型施設で、延床面積11万2500平方メートル。1階には入出荷作業がスムーズに行えるよう両面バースを備え、天井高を標準よりも高くすることで、自動化や省人化をはじめ最新機器を活用した庫内作業にも対応できる仕様とした。すでに大手企業の専用施設となることが決まっている。
立地は国道43号に近く、大阪都心部まで30分、阪神高速湾岸線・神戸線の尼崎西インターチェンジまで300メートルと関西全域への広域配送の物流拠点として優れている。
また、 阪神電鉄・尼崎センタープール前駅から500メートルで住宅エリアにも近く、雇用確保の面でも恵まれた条件となっている。
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