
(出所:中央化学)
荷主中央化学(埼玉県鴻巣市)は11日、ポリエチレンテレフタレート(PET)を主原料とする新素材容器「CVP」と「NCP」を開発したと発表した。発泡技術とリサイクル材の活用により、食品包装容器の軽量化と環境対応を両立する狙い。同社によると、高発泡PET容器の実用化は国内で初めてという。
発泡PETのCVPは、従来の非発泡PETに比べ90%の軽量化を実現。割れや引き裂きに強く、異素材を組み合わせることなく高い耐油性を確保した。発泡による柔軟性と弾力性も備え、省資源化に加え新たな用途への展開も見込む。生産は中国・江蘇省の無錫中央化学で行い、日本の開発部門と連携して完成させた。
一方、新型C-PETであるNCPは、リサイクルPETボトル材を配合しても品質を維持できる耐熱・耐寒容器。従来品に比べ耐寒性を高め、冷凍から電子レンジ、オーブン調理まで幅広い温度帯に対応する。生産設備は広東省東莞市の東莞中央化学に導入した。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。















