
(イメージ)
M&Aセンコーグループホールディングス(GHD)は14日、三菱商事の子会社で食品包装容器メーカーの中央化学を買収すると発表した。本業の物流事業を補完する包装資材など生活関連事業を強化するのが狙い。買収額は50億円程度になるとみられる。
発表によると、中央化学は過去の投資の失敗や米国撤退などで財務が悪化し、三菱商事の下で経営改善を進めていた。しかし、三菱商事の経営方針により従来以上の支援を得ることが難しくなっていた。
中央化学は三菱商事が60.58%の株式を保有するが、東京証券取引所スタンダード市場に上場しており、本買収は11月15日から2023年2月7日にかけ、2段階の株式公開買い付け(TOB)などによって行う。最終的にセンコーGHDが中央化学の60%の株式を取得して子会社化し、三菱商事が残る40%を保有する。中央化学は上場廃止となる。
センコーGHDは中央化学を買収することで包装資材事業を強化するほか、自社のノウハウを導入して中央化学の物流効率化を図る。中央化学が持つ販路も取り込んで、顧客基盤を拡大する狙いもある。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com