環境・CSRエア・ウォーターは14日、自社開発の垂直ソーラー発電システム「VERPA」(ヴァルパ)をグループ拠点に導入し、今年度中に全国14か所へ設置すると発表した。これにより、発電容量は1.3メガワット、CO2排出削減量は年間590トンを見込み、2025年度の太陽光発電容量は合計6メガワットとなる予定。同社グループは、カーボンニュートラル実現に向けて自社のGHG排出量削減と社会への貢献の両面で取り組みを推進しており、26年度までに太陽光発電導入設備容量10メガワットを目標としている。

(出所:エア・ウォーター)
VERPAは、豪雪地帯や屋根構造の制約、敷地の狭さなど従来型設備の導入が難しかった事業所でも設置可能。敷地境界線沿いや通路脇など、幅2.5メートルのスペースがあれば施工でき、パネルを地上2メートル以上に設置することで安全柵やフェンスが不要となり、敷地を他用途と共用できる利点がある。
また、大阪・関西万博で期間限定展示された移設可能モデル「VERPA-Mova」(ヴァルパ・モバ)を、同社の地産地消エネルギーを活用した資源循環モデルの開発施設「地球の恵みファーム・松本」(長野県松本市)に設置。杭基礎が不要な置き基礎タイプで、人工地盤やコンクリート構造面など従来設置が困難だった場所にも対応できる。
同社は、VERPAの普及を通じ、地域環境の保全と太陽光発電による脱炭素化の推進を両立していく方針。
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