拠点・施設アジア太平洋で不動産アセットを展開するESR(香港)は17日、韓国で同社初となるデータセンターの開発に着手すると発表した。ソウル拠点のワイドクリークAMCと共同で、仁川市富平区に80メガワット規模の9階建て施設「KR1データセンター」を建設する。2028年の稼働開始を予定している。

▲KR1データセンター完成イメージ(出所:ESR)
KR1はESRが開発マネジャーとして企画し、ESRとワイドクリークAMCが外装・躯体工事を担う。完成後は、アジアでデータセンター事業を展開するプリンストン・デジタル・グループ(PDG、シンガポール)が内装構築と運用を担当する。
立地する仁川は、ソウルのテクノロジー集積地に近接し、光ファイバー網や安定した電力供給などデジタルインフラが整う。国際業務都市「松島(ソンド)国際都市」を抱え、クラウドやAI(人工知能)関連のデータ需要が高まる地域として注目されている。
KR1はLEEDゴールド認証の取得を目指し、建物一体型太陽光パネル(BIPV)や燃料電池などの省エネ技術を採用する計画だ。ESRはAPAC全域で3.2ギガワット超のデータセンター開発パイプラインを確保しており、今回のプロジェクトを通じ、拡大するデジタル物流・インフラ需要への対応を強化する。
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