ロジスティクスJA三井リース(東京都中央区)は17日、完全自動運転システムの開発を手がけるスタートアップ、チューリング(品川区)に対して、ファイナンス支援を実施したと発表した。今回の支援は、日本発の完全自動運転の社会実装を視野に入れたもので、同社の中期経営計画「Sustainable Evolution 2028」に基づく取り組みの一環である。
チューリングは、カメラ画像から周囲状況を把握し、判断から運転操作までをAIが一貫して行う「End-to-End方式」の自動運転AIを開発している。従来の方式が多数のセンサーや高精度地図に依存していたのに対し、同社の方式は構成がシンプルで柔軟性が高く、複雑な運転環境にも対応可能とされている。

(出所:JA三井リース)
完全自動運転技術は、交通事故の削減やドライバー不足の緩和、高齢化社会における移動手段の確保、物流の効率化など、社会的課題の解決に寄与するとして注目されている。国内外で段階的に実用化が進む中、日本国内でも限定エリアでのモビリティサービス提供や高速道路での自動運転支援機能の導入が進んでいる。
今回のファイナンス支援により、JA三井リースはチューリングの技術開発および事業展開の加速を後押しし、持続可能な社会の実現に貢献する構えである。
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