産業・一般太陽工業は19日、米国子会社バーデアーが、ジョン・F・ケネディ国際空港(JFK)で建設中の新ターミナル1の膜屋根工事を受注したと発表した。ターミナルエントランスには、軽量で高い透光性を持つETFEフィルムを使用し、総面積2万7800平方メートルの屋根を291枚のパネルで構成する。2026年6月の第1工区完成に向けて施工が進んでおり、ターミナル全体の完成は30年を予定している。

▲新ターミナル1の施工中の様子(出所:太洋興業)
ETFEフィルムは重量1平方メートルあたり440グラムと軽量で、ガラスに比べて製造・輸送時の環境負荷を抑えられる点が特徴。膜構造のため建築躯体への負荷が小さく、耐震性にも優れることから、大規模施設での採用が広がっている。
JFK新ターミナル1は、既存ターミナル1と旧ターミナル2・3跡地に建設され、23ゲートや商業施設を設ける大型プロジェクト。国際ハブ空港の刷新にあたり、膜構造による大空間の構築と、輸送効率向上につながる軽量資材の活用が進んでいる。
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