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ゼロ、「つなぎ」から天職へ若手成長の軌跡

2025年11月21日 (金)

ロジスティクスゼロは20日、派遣社員からキャリアをスタートし、正社員として活躍する若手ドライバーの成長事例を発表した。千葉カスタマーサービスセンター(CSC)に所属する豊泉ドライバーの軌跡を通じ、未経験からプロフェッショナルへと成長できる同社の環境と風土を紹介している。

▲ゼロ千葉CSCの豊泉ドライバー(出所:ゼロ)

豊泉氏は前職でバイクディーラーの営業職を務めていたが、次の職場を探すまでの「つなぎ」として、ゼロのグループ会社である人材サービス会社「ジャパン・リリーフ」を通じて働き始めた。当初ゼロを選んだ理由は、自宅から近く、保有していた準中型免許を活かせるというシンプルなものだった。しかし、入社から2か月が経過する頃には意識に変化が生まれた。現場の先輩から親身な指導を受け、人間関係や雰囲気の良さを実感したためだ。駐車技術の向上や顧客からの感謝といった「小さな成功体験」を積み重ねるなかで、運転への自信と仕事の楽しさが増し、「ここで正社員として働きたい」という意欲が芽生え、天職へと変わっていった。

▲すべての作業が流れるように身についている(出所:ゼロ)

成長を加速させた転機は、社内の「ドライバーズ・コンテスト」への挑戦だった。千葉CSCの小川センター長や先輩社員が練習に付き合い、運転技術だけでなく、誠実な立ち居振る舞いや姿勢など細部に至るまで指導を受けた。小川センター長は「成長したいと思う人には全力で応えたい」とし、彼を千葉CSCの代表として送り出した。その結果、豊泉氏は初出場ながら「総合コース部門」「顧客対応部門」「総合優勝」の3冠を達成し、自信を確信へと変えた。

▲若手の成長に全力を注ぐ小川センター長(出所:ゼロ)

この実績を経て、豊泉氏は正社員へ登用された。現在は1台積み(ローダー)のキャリアカードライバーとして業務にあたっている。かつて自走員として訪れた顧客先をキャリアカーで再訪した際、「もうキャリアカーに乗っているのか」と成長を喜ばれることに、大きなやりがいを感じているという。

豊泉氏は次の目標として、「3台積み」「トレーラー」部門での優勝を含めた完全制覇を掲げる。また、「先輩から受け継いだ知識や技術のバトンを次の世代にしっかり渡したい」と語り、後輩の育成にも意欲を見せている。ゼロは、雇用形態に関わらず意欲ある人材を受け入れ、現場一体となって育成する「人」の力により、未経験者をプロフェッショナルへと導いている。

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