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マースク、上海に旗艦物流センターを開設

2025年11月20日 (木)

拠点・施設APモラー・マースク(デンマーク)は20日、中国・上海の臨港地区に旗艦物流センターを開設したと発表した。総投資額は1億4000万ドルを超え、延床面積は11万3000平方メートル、保管スペースは14万7000平方メートルに及ぶ。

同センターは、輸出入や越境EC(電子商取引)を含むオムニチャネル対応型フルフィルメント機能を備え、アジア太平洋地域やその他の国際市場への一括物流拠点として機能する。輸送インフラの集積地である洋山港から40キロの距離に立地し、海上・航空・陸上の輸送網と統合された設計となっている。

主要機能には、自動倉庫管理システム(ASRS)や無人搬送車、スタッカークレーンを活用したインテリジェント倉庫が含まれ、在庫管理の効率化と精度向上を図る。再生可能エネルギー設備も導入し、電力の70%以上を太陽光で賄う設計で、LEEDゴールド認証も申請中である。

▲旗艦物流センター外観(出所:APモラー・マースク)

中国の貿易モデルが輸出中心から多様化へと移行するなか、在庫管理の一元化や柔軟な通関対応への需要が高まっている。今回の開設は、マースクの統合物流戦略を支える基盤として、グローバルな供給網の強靱化と環境負荷軽減に寄与する。

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