
▲洗浄乾燥の反復テスト(出所:太陽工業)
調査・データ太陽工業は20日、フレキシブルコンテナバッグ「タイコン」の水平リサイクル実装に向け、2026年初頭からテスト運用を開始すると発表した。粉粒体物流を支えてきた同社のランニングタイプバッグを、使用済み製品から再び同用途のバッグとして再生する取り組みで、国内では初の試みとなる。
テスト運用は、合成樹脂関連事業を手がけるロンビック(三重県四日市市)を通じて1社、さらに別の1社を対象に実施し、3年間にわたり耐久性・寿命データを収集する。早ければ2026年夏の本格実装を見込む。
タイコンは洗浄・再使用が可能なEVA製バッグで、同社はすでに廃棄袋の再生ペレット化を進め、24年には年間250トンの再ペレット化を達成した。水平リサイクルが実現すれば、同社製品の3分の1を再生材に置き換えた場合、年間270トンの再生プラスチック活用と7%のCO2削減につながるという。
太陽工業は全国7か所にメンテナンス拠点を持ち、ランニングタイプの洗浄・点検を展開してきた。今回の取り組みは、粉粒体物流資材の循環性を高めるだけでなく、環境負荷を抑えたサプライチェーン構築に寄与するものとみられる。
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