認証・表彰苫小牧埠頭(北海道苫小牧市)は21日、同社が運営するサツマイモの大規模選果施設「新開選果場」が今月5日付で、食品安全マネジメントシステムに関する国際規格「FSSC 22000」の認証を取得したと発表した。選果を含む作物の加工前取扱施設としては、北海道で初めての認証取得となる。
SSC22000は、オランダに本部を置くFSSC(Food Safety System Certification)財団が開発し、国際食品安全イニシアチブに承認された食品安全に関する代表的な国際認証規格の一つ。食品安全マネジメントシステムの国際規格ISO22000を基盤とし、HACCPの衛生管理手法やISOに準拠した品質管理手法などを含むほか、FSSC独自の追加基準に基づいた審査や認証が行われる。
地球温暖化の影響もあり、北海道では近年、サツマイモ栽培が本格化しており、同社では生産者の要望などを受け、サツマイモの大規模戦果施設を整備した。現在は9月から11月上旬にかけて、全道からサツマイモを集荷し、1か月以上保管しながら甘さを引き出し、翌年1月ごろまで選別する。
海外では甘味の強い日本産サツマイモの人気が高く、政府は農林水産物・食品の輸出拡大に向けた重点品目の一つに位置づけている。また、道も「北海道食の輸出拡大戦略」で輸出品目の拡大・高付加価値化を推進するなか、新たな輸出品目として期待を寄せている。
同社では「今回の認証取得で、輸出を含む国内外の需要に対し、より安定的に安全で高品質な物流サービスを提供できる。今後も安全な物流基盤を運営・提供することで、食産業の成長を後押ししていく」としている。
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