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廃油ストーブをリニューアル販売、丸吉ロジ

2025年11月25日 (火)

▲廃油ストーブ「CYCLE BURN」(出所:丸吉ロジ)

サービス・商品鉄製品の物流を手がける丸吉ロジ(北海道北広島市)は25日、廃油を暖房用燃料として活用できるストーブ「CYCLE BURN」(サイクルバーン)のリニューアル販売を開始すると発表した。エンジンオイルや食用油、潤滑油などの廃油を燃料とする工場、農家向けのストーブで、廃油の処理費や燃料代を節減できる。

サイクルバーンは整備工場などで生じるエンジンオイルや、飲食店や食品工場から出る食用油など、自社で発生する廃油をそのまま燃料として使用でき、ストーブ内部で廃油を独自の燃焼プロセスで完全燃焼させる。これによって、処理にコストがかかっていた廃油を、暖房燃料として循環利用できる。主に自動車整備工場や倉庫、農業用ハウスなどに導入されており、年間30万円以上の暖房コストを削減した事例もある。

廃油ストーブは道内の企業が特許を取得し、2009年から製造販売を開始した。これまでの累積販売台数は5000台を超える。しかし、同社が後継者難に陥ったため、丸吉ロジが23年から事業を継承している。

今回のリニューアルでは、衣服や体が引っかかるリスクのあったガード部分を改善したほか、本体やタンクの蓋を改良し、より安全に扱えるようにした。サイズは高さ93センチと、高さ72.5センチの2タイプあり、それぞれ価格は17万8000円(税別)と14万8000円(同)となっている。

同社は「エネルギー価格高騰が続くなか、暖房費と廃油処理費の削減を実現できる。冬の暖房費に悩む全国の工場、農業などの事業者へ向けて、新しい暖房の選択肢を提案したい」としている。

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