サービス・商品丸吉ロジ(北海道北広島市)は18日、廃油を燃料として再利用できる暖房機器「CYCLE BURN(サイクルバーン)」をリニューアルし、販売を開始したと発表した。
CYCLE BURNは、自動車整備工場や飲食店、農業施設などで発生するエンジンオイルや食用油、潤滑油などの廃油をそのまま燃料として活用する暖房用ストーブ。廃油を独自の循環燃焼構造で完全燃焼させることで、従来は処分に費用がかかっていた廃油を「価値ある燃料」に転換し、暖房費と廃油処理費の二重コストを同時に削減する仕組みを実現した。

▲暖房機器「CYCLE BURN」(出所:丸吉ロジ)
製品ラインアップとしては、中小規模施設向けから、自動車整備工場や農業用ハウスなど広い空間に対応するものまで展開している。実際の導入事例では、月間600リットル使用していた灯油を10リットル未満に抑えたり、ジェットヒーター使用時に月12万円かかっていた燃料費が限りなくゼロに近づいたという事例がある。
同社はこの製品を通じて、エネルギー価格の高騰に苦しむ事業者に対して新たな暖房手段を提案し、循環型社会の実現にも貢献する構えである。製品は自社発生の廃油を用いることが前提となっており、導入に際しては各自治体の法令・条例に従い、安全に使用される必要がある。
丸吉ロジは、鉄鋼系の物流企業としての知見を生かし、環境負荷の低減と経営改善を両立する実用的なエネルギーソリューションの提供に力を入れている。
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