ロジスティクスゼロは11月28日、中古自動車オークション最大手のユー・エス・エス(USS)が運営する「USS東京」「USS横浜」の構内運営業務を、USS子会社のユー・エス物流(愛知県東海市)から受託したと発表した。業務開始は2026年1月を予定している。
ゼロはこれまで、完成車輸送を中心とする車両輸送事業で業界をけん引してきたが、事業依存度を下げるため、自動車周辺領域や人材ビジネスへ事業ポートフォリオを拡大してきた。近年は、オークション・入札会の構内運営に特化するソウイング(栃木県小山市)や、大型車整備を担うゼロ・プラス・メンテナンス(真岡市)をグループ化。さらに、ジャパン・リリーフ(東京都港区)を通じて、物流・送迎分野での人材派遣力と採用基盤の強化も進めている。
同社は今回の受託について、車両輸送の実績、ソウイングの構内運営ノウハウ、ジャパン・リリーフの人材確保力を組み合わせて提案した結果だと説明する。対象となるオークション会場は、平均出品台数1万7500台を誇る最大規模のUSS東京と、首都圏の主要会場であるUSS横浜(同5000台)。多頻度・多車両が集まる構内で求められる管理品質や処理能力の面で、ゼロの運営力が評価された形だ。
ゼロは構内業務の受託拡大を通じて、グループとしての専門性とプレゼンス向上を図る方針。USSとの連携深化を今後の事業展開につなげ、輸送効率化や自動車周辺事業の強化を進めたい考えとしている。
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