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トナミHD、25年のサステナレポート公表

2025年12月2日 (火)

調査・データトナミホールディングス(HD、富山県高岡市)は1日、 同社のサステナビリティや環境保全の活動をまとめた「サステナビリティレポート2025」を発行したと発表した。

トナミHDでは、2050年のカーボンニュートラルの実現に向け、13年の運輸部門でのCO2排出量16万6695トンを30年には35%削減の10万8352トンとし、50年には実質ゼロにするとの目標を掲げている。24年の排出量は30年比1万2197トン減の15万4498トンで、35%削減の目標を達成するには、さらに排出量を4万6146トン減らす必要がある。

脱炭素や環境保全の取り組みとして、同社はことし4月、グループ初となる水素燃料電池(FC)トラックを1台導入し、現在はトナミ運輸葛西支店で集配業務にあたっている。このほか、22年には同富山支店にEV(電気自動車)トラック2台も導入した。また、ホームページでは荷物の輸送時に排出されるCO2の量を算出するサービスも提供している。

このほか、ことし5月に開催地区の物流機能拡充のために開設されたトナミ運輸の新奈良事業所(奈良県天理市)では、屋上に自家消費型太陽光発電設備を設置し、施設の電力にあてているだけでなく、余剰電力を同大阪中央支店に送って、電力使用量の一部を再生可能エネルギーで賄っている。

既存施設でも全国21か所の物流施設の屋根に太陽光パネルを設置しており、発電した電力は売電している。24年度の年間発電量は914万4645キロワット時で、想定年間CO2削減量は358万9273キログラム、想定年間石油削減量は203万111リットル、森林面積に換算すると1005ヘクタールになった。

同社は、「和の経営」を理念に掲げており、「安全・確実・迅速なサービスの提供を通じた事業の発展を図って収益性を確保し、常に企業価値の向上に努め、その成果を顧客や取引先、社員、社会と適正に分かち合うことが、持続可能な社会の実現につながるものと考えている」などとしている。

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LOGISTICS TODAY編集部
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