サービス・商品伯東(東京都新宿区)は3日、シャロニクス(文京区)と協業し、アンブレラ(米国)製SoCを搭載したエッジAI(人工知能)ハードウエア向けに、ユースケース別のAIモデルをファインチューニングする産業向けAIサービスの共同提供を開始すると発表した。物流、製造、小売、インフラ、ヘルスケア、公共安全など、現場ごとに異なる判定基準に対応できる体制を整える。
中心となるエッジデバイスには、アンブレラ製AIビジョンプロセッサCV72およびN1-655(5ミリ、CVflow第3世代)を採用したAI BOXを用いる。
CVflowはCNN/DNNに加えTransformer向けアクセラレーターを内蔵し、高性能と低消費電力を両立する構成となる。オンデバイスでの推論によりサーバー依存を避け、通信遅延の削減やプライバシー保護の強化に寄与するとしている。
AIモデルはYOLOなどの従来型に加え、CLIP、VLM、軽量LLMのエッジ動作に対応する。ゼロショットによる検知から現場データを基点としたファインチューニングまで選択でき、少量データで短期間に立ち上げる運用を特徴とする。
両社は、現場装置とAIの組み合わせによるKPI改善やDX(デジタルトランスフォーメーション)の加速を目指し、産業現場に必要なエッジAI基盤の整備を進める。
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