メディカルセンコラ(米国)は3日、欧米における医薬品ロジスティクス強化のため、3PLとコールドチェーン機能の拡充に向けた新たな投資を行うと発表した。
欧州では、ドイツに本拠を置くヘルスケア物流企業ネクストファーマ・ロジスティクスを傘下に収め、ドイツ、オーストリア、スイスのGDP(医薬品の適正流通)準拠施設での冷凍・冷蔵物流を強化。フランスやスペイン、英国でも保管能力を拡大しており、2026年にはイタリアに新たな3PL施設を開設予定だ。さらに、オランダでは極低温対応の専用ユニットも整備する。
米国では、28年にテキサス州に延床面積4万6000平方メートル(50万平方フィート)の高度自動化型3PL施設を新設する予定で、超低温・冷凍・冷蔵など多様な温度帯に対応可能なストレージ機能を備える。既存ネットワーク内でも超低温・極低温保管能力を3倍以上に拡張しており、細胞・遺伝子治療薬への対応力も強化した。
専門物流サービスの高度化と対応エリアの拡大により、製薬企業の市場展開や供給網の安定化を支援する。センコラは「シームレスなグローバル展開を支える統合サポート体制を構築する」としており、同社の医薬品ロジスティクス領域における競争力強化に寄与するとみられる。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。



















