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アスエネ、「NZero」を日本・タイに投入

2025年12月4日 (木)

サービス・商品アスエネ(東京都港区)は4日、米国のクライメートテック企業NZero(米国)が提供するAI(人工知能)エネルギーマネジメントクラウド「NZero」を、日本とタイで新たに展開すると発表した。同社はことし5月にNZeroをグループに迎えており、今回のサービス提供により企業や自治体のエネルギーコスト削減とCO2排出量削減を支援する。

NZeroは電力・ガスなどのエネルギーデータを自動で収集し、AIによる分析・シミュレーションで最適なエネルギー利用を提示するサービスとなる。各拠点の使用量を30分単位で取得し、1時間単位で表示する仕組みを備える。

▲最大需要電力の見込み(クリックで拡大、出所:アスエネ)

時間帯別の使用状況を解析して運用改善や契約電力容量の見直しを提案し、最大需要電力の平準化とコスト削減につなげる。工場やオフィス単位での設備最適化も行い、数千のロジックに基づく改善提案をAIが自動生成する。複数拠点の一括管理が可能で、追加のIoT機器が不要な点も特徴だ。

さらに、同社のCO2排出量管理クラウド「ASUENE」と連携し、排出量管理やカーボンフットプリント算定にも対応する。

背景として、日本ではAIやDX(デジタルトランスフォーメーション)普及に伴い電力需要が増加傾向にある。リリースでは2024年の電力需要量は1億5000万キロワット、34年には1億6000万キロワットに拡大すると見込まれ、24年度比で699万キロワット(4.4%)増加すると示されている。一方、円安や燃料価格高騰などを背景に産業向け電力料金は2年間で1.5倍以上に上昇し、企業のコスト負担が増している。

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LOGISTICS TODAY編集部
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