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JAひろしまの出荷デジタル化、荷待ち大幅削減

2025年12月9日 (火)

調査・データITシステム開発のセラク(東京都新宿区)は9日、農林水産省が公表した「物流生産性向上取組事例集(青果物)」に、JAひろしま・JA全農ひろしまが導入したセラクの青果流通デジタルサービス「みどりクラウド らくらく出荷」が選定されたと発表した。紙伝票や目視による計数などアナログ作業が多く、集出荷の作業時間と情報精度が課題となっていたJAの現場で、物流停滞の原因となる荷待ち時間削減に大きく寄与した点が評価された。

取り組みでは、50か所の集出荷場にラベル読み取りを核としたデジタル化システムを導入。個選品目では出荷作業時間を61.6%以上短縮した。さらに、共選品目向けに箱書き読み取りや伝票OCRなどの機能を拡張し、デジタル化の範囲を広げたことにより、数量間違いのゼロ化、ラベル貼付負担の軽減、生産者の出荷準備時間削減など複数の効果が生まれている。

最大2.5時間発生していた産地での荷待ち時間は30分まで短縮。加えて、産地出荷情報を紙からデータ連携に切り替えることで、物流事業者・市場・生産者間での情報共有が迅速化した。貯蔵品にはQR個票を付与し、在庫管理のデジタル化も進んでいる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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