調査・データウイングアーク1st(東京都港区)は22日、「物流業界におけるデジタル化の推進実態調査」の結果を公表した。
調査は中小企業で運送業務に携わる513人を対象に実施された。これによると、トラックドライバーの拘束時間削減が求められるなかで「荷待ち・荷役作業時間」を完全に可視化できている企業はわずか10.4%にとどまった。また、人手不足やアナログ作業が業務効率を妨げる要因となっており、回答者の41.4%が退職を視野に入れた経験があると回答した。さらに、デジタル化が物流業界の課題解決に寄与すると期待する回答者は少なく、全体の48.7%が「期待できない」と答えた。
調査では、荷待ち・荷役作業時間の可視化を進めている企業では、GPSや電子タコグラフを用いた自動計測が最も一般的な手法となっている一方、手作業や報告の不正確さが依然として大きな課題であることも分かった。荷待ち・荷役作業時間短縮の効果的な対策として、ドライバーの待機時間削減やバース予約システムの導入が挙げられた。
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