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米原市、米原南工業団地「仕切り直し」公募へ

2011年1月18日 (火)

話題米原南工業団地の位置図(出典:米原市)滋賀統合物流センター(SILC)との事業運営上のトラブルで開発の動きが停滞していた米原南工業団地について、米原市は17日、市が事業主体として、改めて同工業団地への進出企業の募集を開始することを発表した。

 

米原南工業団地を巡っては、市が事業用地を整備する一方、SILCが事業投資と運営を請け負う形で市とSILCが土地売買契約を締結したものの、事業着手の準備が整わずに市はSILCとの契約を解除、計画が頓挫していた。

 

しかし、事業用地の整備費用の返済スケジュールや複数の企業から進出に関する問い合わせも寄せられていたことから、仕切り直す形で滋賀運営主体として前面に出て、進出企業を公募することにしたもの。

 

同工業団地は京阪神、中京圏、北陸圏を結ぶ交通の結節点であると同時に、新たに米原貨物ターミナル駅(仮称)の設置が隣接地に計画されるなど、物流基盤が充実する地域として注目を集めている。

 

市では「計画に一定の見直しがあったのは事実だが、物件自体に瑕疵があったわけではなく、滋賀県やJR貨物との連携・協力関係も変わらない」と強調、SILCとのトラブルで「ケチ」がついた当初計画の仕切り直しに自信を見せている。

 

公募では、米原南工業団地の分譲用地約10.6ha(1-9区画)を対象に、サプライチェーンを重視する製造業やその物流高度化を担う運輸業など、地域の特性を活かした企業活動を展開できる企業を募集する。今月31日まで募集要項に関する質問を受け付け、3月14日から18日まで公募を行う。

 

応募は全区画一括での申込み、複数区画(全区画の一部)の申込み、1区画の申込みのいずれかとし、4月上旬には事業予定者を決定する方針で、スケジュール通りに進めば4月中旬に立地協定を締結し、6月中旬に土地売買契約を締結、9月中旬には土地の引渡しに漕ぎ着けたい考え。

 

同工業団地の用途地域は工業専用地域で、建ぺい率60%、容積率200%。全区画とも分譲価格は1平方メートルにつき2万4500円で、9区画の合計分譲価格は25億9346万円。

 

■詳細(募集要項)は下記URLを参照。
http://www.city.maibara.lg.jp/rk/files/tm_dl2/pdf/bosyuuyoukou.pdf

 

■問い合わせ先
滋賀県米原市役所(市外局番0749)
米原庁舎
TEL:52-1551
FAX:52-4447

 

山東庁舎
TEL:55-2040
FAX:55-2406

 

伊吹庁舎
TEL:58-1121
FAX:58-1630

 

近江庁舎
TEL:52-3111
FAX:52-4858