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東芝ライテックとサントリーロジ、鉄道輸送で連携

2011年1月18日 (火)

ロジスティクスラウンド輸送のイメージ東芝ライテック(神奈川県横須賀市)とサントリーロジスティクス(大阪市北区)は18日、関東・関西間の製品輸送を鉄道にシフトし、鉄道コンテナを共同利用したラウンド輸送を開始すると発表した。これにより、年間約140トンのCO2排出量削減を目指す。

 

両社の輸送ルートで、製品輸送をトラックから鉄道に切り替える検討を行ったところ、それぞれの拠点が近いことに注目。効率的な鉄道コンテナ活用を行うため、地理的条件が合致する同エリアで共同物流を導入することにしたもの。

 

鉄道コンテナラウンド輸送は、輸送後の空になったコンテナをターミナル駅に返却せずに、次の出荷に利用する仕組みで、これまで東芝ライテックは栃木県鹿沼市内の倉庫から大阪市住之江区内の倉庫に向けてトラックで照明製品を、サントリーロジスティクスは大阪・京都府内の工場から栃木・群馬県内の拠点に向け、主にサントリーグループの酒類・飲料を輸送していた。

 

両社は関東・関西間の製品輸送で協力し、群馬と栃木、大阪と京都の両社の拠点間で31フィート鉄道コンテナを回送、荷物の積載が片道のみとならない効率的な輸送を行う鉄道ラウンド輸送を、今月20日から本格運用する。

 

今後、両社では鉄道コンテナを共同利用したラウンド輸送の本数増を検討する、としている。