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調査・データAIデータ（東京都港区）は18日、11月20日に開催した小売業界向けイベント「AIエージェント×AXフォーラム-小売-」の開催レポートを公開した。
フォーラムでは、小売特有の「属人知・データ分散・全体最適不在」といった課題をテーマに、業界関係者や協会代表らがセッションを実施した。AIデータの佐々木隆仁社長は、POSや在庫データを統合し、AI（人工知能）で現場の意思決定を支援するリテールAI基盤「AI RetailBooster on IDX」の活用法を解説した。また、リテールAI協会の林拓人氏が「まずは現場で試行する重要性」を強調し、実践的なDX推進の心構えを共有した。
さらに同社取締役CTOの志田大輔氏は、複数データソースをAIで統合・分析し、現場のデータ活用を進める仕組みを説明。販売担当者の経験依存からデータ主導の意思決定への転換を図る取り組みが紹介された。
物流面では、コールドストレージ・ジャパン（神戸市中央区）の後藤大悟氏が次世代コールドチェーンの構想を提示し、リアルタイム温度管理や分散型設備による物流効率化の可能性を語った。これらの内容は、小売と物流双方の現場DX実現に向けた示唆に富むものとなった。
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