サービス・商品AIデータ(東京都港区)は17日、チェーン小売業の現場のデータ活用を支援するAI(人工知能)連携型データ基盤「AI孔明TM on IDX」の提供を開始すると発表した。
同製品は、本部クラウドに閉じ込められがちなPOSや在庫履歴などのデータを各店舗で活用できるよう構造化し、店長やエリアマネージャーによるAI活用を可能にするもので、PoC(試験導入)からスモールスタートできる設計が特徴だ。
小売業界では、POSや在庫データが本部のクラウドに集約され、店長らが自由に分析や仮説検証を行うことができない「ベンダーロック構造」が課題となっている。AIデータは、こうした構造が現場でのAI活用を妨げ、販促施策の改善やナレッジ共有を阻害していると指摘。同製品は、自然言語による検索や分析、販売傾向の自動要約、販促レポートの知識化を支援する機能を持ち、属人的な現場対応力を組織全体で再利用できる仕組みを構築する。
導入は1店舗から可能で、3か月分の売上データや販促レポートを取り込み、AIに問いかけるだけで即時に課題抽出ができる。今後は、PoCテンプレートや対話例などの提供を通じて、現場発のDX(デジタルトランスフォーメーション)を後押しする。
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