ピックアップテーマ
 
テーマ一覧
 
スペシャルコンテンツ一覧

JR貨物、休止中の敦賀港線を来年4月廃止

2018年12月19日 (水)

ロジスティクス日本貨物鉄道(JR貨物)は18日、北陸線敦賀駅と敦賀港駅を結ぶ通称「敦賀港線」を廃止する、と発表した。

発送量が大幅な減少に伴い、2009年度に敦賀港駅のコンテナ取り扱い形態を変更し、列車に代わってトラックでコンテナ輸送を行う「敦賀港オフレールステーション」(現在は敦賀港新営業所)へ移行。

その後、輸送需要の拡大に取り組んだが「列車の運行再開に見合う需要を見込める状況には至らない」として、16年4月1日から同区間の事業を休止し、事業の廃止を含めた検討、同区間を廃止した場合の再活用について関係自治体と協議を重ねていた。

同社は今後も「運行再開に見合う需要」が見込めない状況は変わらず、自治体との協議でも事業廃止の確認が取れたとして、19年4月1日付で廃止することを決定。12月18日に国土交通省へ敦賀港線の第1種鉄道事業廃止を届け出た。敦賀港新営業所のコンテナ貨物の取り扱いは、従来通りトラック輸送を継続する。

■「敦賀港線」の概要
線名:北陸線
区間:敦賀駅(起点)-敦賀港駅(終点)
途中駅:なし
キロ程:2.7キロ
鉄道事業種別:第1種鉄道事業
列車本数:なし(2018年12月時点)
輸送品目:化学工業品、食料工業品