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日本製紙の貨物取扱い終了意向受け、87年の歴史に幕

JR貨物、14日最後に北王子支線の運行終了

2014年3月13日 (木)

話題日本貨物鉄道(JR貨物)は14日を最後に、東北線田端信号場-北王子間(通称・北王子支線)の列車運行を終了する。

北王子支線は同社の発足以降、主に仙石線石巻港駅・東北線岩沼駅から、北王子駅接続の日本製紙専用線に納入する紙製品の輸送のために列車を運行していたが、日本製紙から「3月限りで北王子駅専用線の貨物取扱いを終了する」との意向が示されたことを受け、同線の貨物列車運行を終了することにしたもの。

北王子支線では、「ほかの需要も見込めない」として北王子駅を廃止し、同線の第1種鉄道事業も、国土交通省に廃止を届け出るという。

■「北王子支線」の概要
線名:東北線
区間:田端信号場駅(起点)-北王子駅(終点)
途中駅:なし
キロ程:4キロ
鉄道事業種別:第1種鉄道事業
列車本数:一日当り3往復
輸送量:1995年の35万4000トンをピークに、12年は13万4000トンへ減少
輸送品目:紙製品
開業:1927(昭和2)年11月27日
運行終了日:2014年3月14日
廃止予定日:2014年7月1日