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国際ダイムラートラック（ドイツ）は19日、フランスのトランスポート・ヴァレーに完全電動トラック「メルセデス・ベンツ eアクトロス600」を初納入したと発表した。加えて、同社は本社に新たな充電インフラも整備した。
納入されたeアクトロス600は、621キロワット時の高容量バッテリーを搭載し、1回の充電で最大500キロ、条件次第では1000キロ超の走行が可能。バッテリーはリン酸鉄リチウム（LFP）技術を採用し、10年間で最大120万キロの耐久性を想定している。今後、同車両は最大44トンの連結重量で欧州の長距離輸送に投入される。
▲納入されたeアクトロス600（出所：ダイムラートラック）
同時に納車された62台のアクトロスLは、空力性能を高めた新型キャブ「プロキャビン」と最新パワートレインを搭載し、従来比最大4％の燃費改善とCO2削減を実現する。
トランスポート・ヴァレー本社では、400キロワットの急速充電器を含む計7か所の充電ポイントを整備。これにより電動車両の安定運行が可能となる。
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