M&Aマルハニチロは22日、北海道帯広市の十勝加工場事業を会社分割により新設会社に承継し、その全株式をOICグループ(川崎市幸区)へ譲渡すると発表した。新設会社「十勝ミートセンター」の設立および譲渡は2026年4月1日を予定する。
新会社の資本金は1000万円、発行株式数は200株で、事業内容は国産牛肉の加工・販売。25年3月期における対象事業の売上高は45億5900万円、営業利益は4600万円。分割対象資産は3億4300万円、負債は1900万円。新設会社設立後、OICグループが全株式を取得する。
この取引により、マルハニチロは畜産事業の一部を再編。OICグループによる運営が、同事業の安定化と将来的な成長に寄与すると判断した。国内では食肉加工業において専門性とスケールを兼ね備えた事業体制の構築が進んでおり、今回の分割は業界再編の一環とみられる。
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