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認証・表彰オートストア（ノルウェー）は22日、米国の業界誌による「2025年モダンリテールアワード」において、最優秀フルフィルメント戦略賞を受賞したと発表した。
受賞対象となったのは、農業ベンチャーであるワンポイントワン（米国）と連携して開発した完全ロボット型の垂直農場「Opollo Farm」への自動フルフィルメントシステムの適応。消費財ではなく生きた作物を対象とし、光、水、空気の流れなどを精密に制御しながら、最小限の人的介入で収穫まで自動化する点が高く評価された。
（出所：オートストア）
オートストアは現在、世界63か国で1850以上のシステムを展開。小売や3PLを中心に、自社開発のロボットグリッド技術を活用しており、今回は従来の倉庫領域から農業分野への応用が評価されたかたちとなる。
同社の最高製品責任者パルト・ジョシ氏は、「フルフィルメントは単なるスピード競争ではなくなりつつあり、業種や社会課題に応じて柔軟に適応できるインフラの構築が重要」と語る。
今回のシステムでは、垂直農場の構築により、従来農法に比べて水の使用量や輸送時間を大幅に削減し、農作物の供給拠点を都市部近郊に移すことで、サプライチェーンのローカル化と効率化に寄与するという。
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