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東海電子、自動点呼DXの実装プロセスを公開

2025年12月26日 (金)

調査・データ東海電子(静岡県富士市)は26日、クラウド自動点呼システム「e点呼セルフ Typeロボケビー」を導入した韮崎本町運送のユーザーレポートを公開した。点呼業務を起点としたDX(デジタルトランスフォーメーション)を進めながら、法令順守と現場運用の両立を図った実践事例をまとめている。

同社は、アルコール検知システムや点呼システム、運行管理システムなどを手がけており、今回のレポートでは自動点呼の導入から現場定着までのプロセスを取材形式で整理した。導入企業は、業務前点呼における人手不足や管理者の負担増加といった課題を背景に、自動点呼の活用を検討。システム導入後は、法令で求められる点呼項目を確実に担保しつつ、時間帯や人員に左右されない点呼体制を構築したという。

レポートでは、運用開始後に生じた課題への対応も具体的に紹介している。ドライバーへの操作説明やフォロー体制の整備、運用ルールの見直しを重ねることで、点呼業務を日常業務として無理なく定着させた点が特徴だ。自動点呼により、管理者の業務負荷軽減と点呼品質の平準化を同時に実現したとしている。

物流業界では、ドライバー不足や働き方改革への対応を背景に、点呼業務の効率化と安全管理の高度化が課題となっている。国土交通省が制度整備を進める自動点呼は、その解決策の一つとして注目されているが、実際の現場運用にはノウハウが求められる。今回公開された事例は、制度対応と現場実務を両立させる具体像を示すものといえる。

東海電子は、今後も自動点呼をはじめとする安全管理分野でのDX支援を強化し、運輸事業者の持続的な運行体制構築に寄与していく考えだ。

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LOGISTICS TODAY編集部
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