調査・データ東京商工リサーチ(TSR、東京都千代田区)は20日、2025年の「自動車販売」倒産件数が137件(前年比26.8%増)に達し、16年以降の10年間で最多となったと発表した。このうち「中古車販売」が101件(同29.4%増)と全体の74%を占め、初めて100件台に乗せた。「新車販売」も36件(同20.0%増)と過去最多を記録している。
特に中古車販売では、小・零細規模の企業が苦境に立たされている。資本金1000万円未満の企業が89件(構成比88.1%)を占めており、新車販売の同水準(77.7%)を上回った。仕入価格の上昇、在庫確保の困難さ、人件費や水道光熱費の高騰、さらに金利上昇による借入負担増が経営を圧迫。財務基盤の弱い企業ほど倒産リスクが高まっている。
中古車の流通においては、オークションでの競売価格が高止まりしており、仕入れ難が深刻化。中古車登録台数も前年比0.8%減の363万2179台と、3年ぶりに減少に転じた。一方で新車登録は同1.2%増の289万8417台となっており、供給体制の回復が影響しているとみられる。
利益率の面でも対照的な傾向が見られる。新車販売は22年の1.7%を底に3年連続で改善し、25年は3.1%まで回復した。一方、中古車販売は23年の3.0%をピークに2年連続で悪化し、最新期は2.1%にとどまっている。
同年の「休廃業・解散」も中古車販売が128件(前年比48.8%増)と急増しており、倒産とあわせて業界構造の転換期にあることを示している。今後もコスト上昇が続けば、資金繰りの限界を迎える事業者がさらに増加する可能性がある。
■「より詳しい情報を知りたい」あるいは「続報を知りたい」場合、下の「もっと知りたい」ボタンを押してください。編集部にてボタンが押された数のみをカウントし、件数の多いものについてはさらに深掘り取材を実施したうえで、詳細記事の掲載を積極的に検討します。
※本記事の関連情報などをお持ちの場合、編集部直通の下記メールアドレスまでご一報いただければ幸いです。弊社では取材源の秘匿を徹底しています。
LOGISTICS TODAY編集部
メール:support@logi-today.com
LOGISTICS TODAYでは、メール会員向けに、朝刊(平日7時)・夕刊(16時)のニュースメールを配信しています。業界の最新動向に加え、物流に関わる方に役立つイベントや注目のサービス情報もお届けします。
ご登録は無料です。確かな情報を、日々の業務にぜひお役立てください。




















