イベントアトムロボティクス(東京都渋谷区)は、21日に開幕した「第5回スマート物流EXPO」に出展し、物流倉庫の棚卸し完全自動化を実現する新システム「凧(たこ)シリーズ」を紹介している。このシステムは、自律移動型無人車(UGV)とドローンを連携させることで、倉庫内の点検および棚卸し作業を完全自動化するもの。ドローンの発着と充電ポートを兼ねるUGVが庫内の所定位置まで自動走行し、そこから「テザードローン」(有線型ドローン)が発着、棚単位での階層別棚卸しを完全自動で実行するユニークな仕組みだ。

▲「凧」シリーズ(出所:アトムロボティクス)
庫内の高所作業にドローンを活用するには、飛行時間の短さという課題があった。しかし、この独自の凧システムでは、バッテリー切れによって作業中断することなく連続6-8時間の飛行が可能となる。また、3D LiDAR即位システムはセンチメートル級の精度で位置を測定することができる。
UGVとドローンはクラウド上の統合制御プラットフォームで一元管理され、ドローンによる自動巡回、UGVによるドローンの運搬・自動離着陸、そして自動充電までが無人で行われる。両者がリアルタイムで位置情報を共有しながら連携することで、効率的かつ正確な棚卸し作業が可能になる。無人機が撮影した商品棚のQRコードをAI(人工知能)が自動認識し、WMS(倉庫管理システム)と連携して棚卸しレポートをリアルタイムで作成する機能も搭載されている。
同社CEOの青山純氏は「従来は作業員2人で5時間を要していた棚卸し作業が、同システム導入により自動で2時間で完了、棚卸し業務効率は最大で500%向上する。今後人件費が運用リスクとして高まる中で、合理的な選択肢となり得るコスト感での提供を想定している」という。
さらに、物流倉庫内に設置されたメーターの読み取りなど、点検業務への応用も可能であり、単なる棚卸しにとどまらない汎用性の高さもアピールポイントとなっている。
なお、同展示会は東京ビッグサイト(江東区)で23日まで開催される。

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