ロジスティクス全米トラック協会(ATA)は21日、クリス・スピア会長兼CEOが米下院司法委員会の小委員会で証言し、トラック運送における運転者資格制度の抜本的な強化を議会に求めたと発表した。商業運転免許(CDL)の試験・発給を巡る不備や執行のばらつきが、安全性を損なっていると指摘し、既存基準の厳格な運用と法制化を訴えた。
スピア氏は、CDLは8万ポンド級の車両を安全に運転できる能力と責任を保証するものであるべきだと強調。一部の「CDLミル」(免許不正工場)と呼ばれる不正業者が、十分な訓練を経ない運転者を市場に送り出している実態や、州当局による不適切な免許発給、連邦当局の監督不足が事故の温床になっているとした。ATAは2025年10月にも、CDL制度の検証と改革を求める書簡を議会に提出している。
また、不適合な電子運行記録装置(ELD)の問題にも言及。AI(人工知能)などで運転時間を偽装する装置や、サイバーセキュリティー上の欠陥を抱える製品が流通しているとして、連邦自動車運送安全局(FMCSA)による不適合装置の認証取消を支持し、外国資本製ELDへの審査強化や違反への罰則強化を求めた。
さらに、国境を越えた輸送では、B-1ビザを利用した違法な内国輸送(カボタージュ)が横行し、公正な競争を損なっていると指摘。国防分野でも、無資格事業者が軍需貨物を扱う問題を挙げ、認可事業者への限定を徹底すべきだとした。
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