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福山通運3Q、貸し切り事業伸張で増収増益

2025年2月13日 (木)

財務・人事福山通運は13日、2025年3月期第3四半期の連結決算を発表した。売上高は前年比4.8%増の2288億9900万円円と増収となったものの、営業利益は前年比22.6%減の84億6900万円、最終利益は前年比29.6%増の96億4900万円だった。

事業別の業績では、主力の運送事業が売上高前年比3.9%増の1777億8400万円、営業利益は前年比28.2%減の65億1300万円と減益だった。

貸切事業は売上高前年比9.2%増の197億8100円、営業利益は前年比9.4%増の17億600万円と伸長した。

流通加工事業は売上高前年比7.0%増の168億100万円、営業利益は前年比11.1%増の2億6300万円となった。

国際事業は売上高前年比10.3%増の89億400万円と増収だったが、営業利益は前年比8.8%減の2億6300万円と減益だった。

貨物自動車運送業界は、物価上昇による消費マインドの低下や、物流の2024年問題、人件費や燃料費の高騰など、厳しい経営環境が続いている。このような状況の中、同社はコスト上昇に対応するため、運賃契約の見直しを進めたほか、ダブル連結トラックを活用した貸切輸送サービスの強化、コールドチェーン分野での提携など、事業領域の拡大を図った。また、自動運転トラックによる幹線輸送の実証実験や、複数企業による中継輸送ネットワーク構築にも取り組んでいる。

通期の業績予想に変更はなく、売上高前年比4.6%増の3兆0070億円、営業利益は前年比35.9%減の67億円、経常利益は前年比29.9%減の91億円、純利益は前年比2.1%増の80億円を見込んでいる。

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LOGISTICS TODAY編集部
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