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三井金属、車載電池向け材料の生産を増強

2011年1月25日 (火)

拠点・施設三井金属は24日、車載向けリチウムイオン二次電池用のマンガン系正極材料生産設備を、竹原製煉所(広島県竹原市)に設置すると発表した。

 

同社は竹原製煉所で、電動工具向け、携帯電話向けのマンガン系正極材料を月産80トンレベルで製造しているが、今回の増強は車載向けのリチウムイオン二次電池用正極材の需要に対応するもので、従来比約10倍の大幅な増強となる。
生産、供給開始は2012年度で、これまでのマンガン系正極材料工場とは別個に建屋を新設する。投資金額は約70億円で、生産能力は年産1万2000トン。マンガン系正極材料はリチウムとマンガンの酸化物で、リチウムイオン二次電池の正極材として使用されており、電気自動車市場の急速な立ち上がりに伴い大幅な伸びが見込まれている。