調査・データ国際航空運送協会(IATA)は10日、航空貨物がペルーの輸出拡大を支え、同国を世界有数の生鮮農産物輸出国へ押し上げたとする調査結果を公表した。航空輸送の整備が遠隔市場へのアクセスを可能にし、農産品輸出の成長を後押ししているという。
報告によると、ペルーの輸出額は2015年の337億ドルから25年には901億ドルへ拡大し、年平均成長率は10.3%と世界平均(2.19%)の4倍に達した。特に航空輸送と親和性の高い生鮮果実・野菜の輸出は、同期間に24億ドルから81億ドルへと3倍以上に増加。ブルーベリー、アスパラガス、ブドウなどの輸出で世界的な地位を確立した。
航空貨物は重量ベースでは輸出全体の1.3%に過ぎないが、金額ベースでは23%を占める。時間や品質管理が重要な高付加価値農産品の輸送手段として重要な役割を果たしている。農業関連産業は輸出額の1割未満だが、輸出関連雇用の40%以上を支えるなど、雇用面でも影響が大きい。
IATAはまた、航空産業全体がペルー経済に与える影響についても分析。23年時点で航空関連産業はGDPの3.2%に相当する62億ドルの経済活動と36万4000人の雇用を支え、航空貨物取扱量は24万300トンに達した。
今後の課題としては、空港インフラ整備の効率化、競争力ある空港料金の維持、国際基準に沿った安定的な規制環境の確立を挙げる。航空ネットワークの拡充が進めば、ペルーは南米の物流ハブとしての地位をさらに強化できると指摘している。
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