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西濃とT2、「特積み」幹線で自動運転組み込み

2026年4月27日 (月)

ロジスティクス西濃運輸とT2(東京都千代田区)は27日、特別積み合わせ貨物運送(特積み)の幹線輸送において、自動運転トラックを中継輸送に組み込む取り組みを開始したと発表した。特積み幹線における中継輸送での自動運転活用は国内初としている。4月から、関東-関西間の高速道路区間で実証を進めている。

今回の取り組みでは、関東-九州・中四国を結ぶ長距離輸送網の中継輸送の一部区間に自動運転トラックを投入。往路は相模原支店から姫路支店まで550キロ、復路は神明支店から相模原支店まで515キロを走行し、このうち東名高速道路・厚木インターチェンジ(IC)から中国自動車道・吹田ジャンクションまでの430キロ区間でレベル2自動運転を適用した。安全確保が必要な場面ではドライバーが操作を担う。

▲西濃運輸、神明支店でT2の自動運転トラックに荷物を積み込む様子(出所:西濃運輸)

オペレーション面では、西濃運輸が拠点やルート選定、貨物手配を担当し、T2が車両提供と全体マネジメントを担う。検証項目は走行ルートやリードタイムの妥当性に加え、中継輸送における積み替えや運行連携を含む運用パターンの有効性に及ぶ。あわせて、山陽自動車道・神戸西IC近傍に設けた切替拠点「トランスゲート神戸西」に立ち寄り、高速道路上の無人運転と一般道での有人運転の切替手順も確認した。

現行のドライバー1人体制では関東-関西間は片道運行が限界とされるが、レベル4自動運転が実現すれば無人走行を前提に1日1往復が可能となり、輸送能力は少なくとも2倍に高まる見込みだ。今回の実証では、同区間を24時間以内に完了する運行も確認した。

特積みネットワークは複数荷主の貨物を混載し、定時性と広域輸送を両立する国内物流の基盤。ここに自動運転を組み込むことで、ドライバー不足の緩和だけでなく、幹線輸送の運行設計や中継拠点の役割そのものの再設計が期待される。一方で、無人・有人の切替拠点整備や責任分界、異常時対応など運用面の標準化はなお課題として残る。

両社は今後も実証を継続し、有効性が確認できれば定期運行への移行を検討する。2027年度に予定するレベル4幹線輸送サービスの実装に向け、オペレーション構築を加速させる構えだ。

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