行政・団体五十嵐冷蔵(東京都港区)は27日、経済産業省がAMEICC(日ASEAN経済産業協力委員会)に拠出する「グローバルサウス未来志向型共創等事業」に採択され、ベトナムにおける冷蔵倉庫のデマンドレスポンス(DR)技術の運用実証を開始すると発表した。同社にとって同技術の海外実証は初となる。
ベトナムでは経済成長に伴い電力需要が急増しており、再生可能エネルギー導入と電力供給の安定化が課題となっている。DRは、電力の需給状況や再生可能エネルギーの発電量に応じて需要側が電力使用量を調整する仕組みで、電力ピークの抑制や需給バランスを最適化する技術だ。
実証では、24時間365日稼働する冷蔵倉庫を電力需給の調整力として活用する。エネルギーマネジメントシステム(EMS)を内蔵した自然冷媒の高効率冷凍機を導入し、DR指令に応じて消費電力を自律制御することで、電力使用の最適化と再エネ活用の最大化を目指す。
事業規模は初期投資13億2000万円で、このうち7億9000万円が補助対象、補助金額は5億3000万円。ベトナムにおける冷蔵倉庫を活用したDRの実証は前例がなく、技術・制度両面で不確実性があるなか、政府支援を受けて事業化を進める。
物流施設をエネルギー調整資源として活用するモデルが確立すれば、コールドチェーンの運用最適化に加え、電力コストの抑制や脱炭素対応の手段としても機能する可能性がある。
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