ロジスティクスカクヤス(東京都北区)は27日、地域密着型サイト運営のジモティーと連携し、横浜市内の店舗と配送網を活用した不要品回収の実証実験を開始すると発表した。酒類デリバリーで構築した店舗網と配送網をリユース拠点として活用し、回収と配送を一体化した物流モデルの有効性を検証する。
実証は4月28日から7月31日まで実施する。横浜市内の「なんでも酒やカクヤス」2店舗に、不要品を無償で持ち込める「ジモティースポットミニ」を設置。持ち込まれた小型家電や衣類、生活雑貨などは店舗で受け付けた後、既存の酒類配送の戻り便を活用して集約拠点へ移送し、リユース品として再流通させる。配送と回収を組み合わせた「2way物流」により、空車回送の削減と回収効率の向上を図る。
環境省のデータでは、ごみ焼却にかかる費用は年間2兆4489億円に達し、処理単価も上昇傾向にあるなど、廃棄物処理コストの増加とごみ削減ニーズが高まっている。こうしたなか、カクヤスは首都圏を中心に展開する200以上の店舗網と即日配送体制を活用し、リターナブル容器の回収などを含む双方向型の物流サービスを展開してきた。今回の実証では、これをリユース品回収へ拡張する。
リユース領域では、回収拠点の不足や輸送コストが普及の障壁となっている。既存配送網の復路を活用することで、追加コストを抑えつつ回収ネットワークの構築を図る。都市部に点在する小売店舗を回収拠点として機能させるモデルは、ラストワンマイル物流と資源循環を結びつける取り組みが実装段階に入りつつあることを示す。
両社は実証を通じて回収量や運用効率、利用者動向などを検証し、対象店舗やエリアの拡大を検討する。リユースを日常物流に組み込めるかが、循環型物流の社会実装に向けた鍵となる。
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