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日野、ダカールラリー・トラック10L未満で5連覇

2014年1月20日 (月)

認証・表彰c2bb020f0f22f47ab08ad23247353d8b日野自動車は、今月5日から18日(現地時間)にアルゼンチン-チリ間で開催された「ダカールラリー2014」のトラック部門「排気量10リッター未満クラス」で優勝し、5連覇を達成した。また、完走も初参戦以来連続23回目となった。

今大会で日野は前回に続き、同ラリー史上最多の31回連続出場となる菅原義正氏と、次男の菅原照仁氏の親子ドライバーが率いるチームスガワラとともに、「日野チームスガワラ」として2台の「日野レンジャー」で参戦。

例年通り、全国の日野販売会社から公募で選抜した3人のメカニックに加え、新たに日野本社から長年試作工程に携わり、ものづくりの現場に欠かせないスキルを持つメカニック・サブリーダーと、現地で電子制御エンジンのコンピューターチューニングを行うエンジニアを派遣。また、現地の販売代理店が車両の整備拠点を設営した。

この結果、排気量が倍近くもある車両が多数ひしめくトラック部門全70台のうち、菅原照仁氏が排気量10リッター未満クラスで優勝し、5連覇を達成、総合では12位となった。

また、菅原義正氏は同ラリーで日野として初めて8.8リッターのA09Cエンジンを搭載した車両で参戦し、排気量10リッター未満クラス2位、総合32位でゴール。レース中にエンジンやサスペンションなどをチューニングして最適な状態に仕上げ、次大会では菅原照仁氏が車両を引き継いで総合上位入賞を狙う。

日野は、91年に日本のトラックメーカーとして同ラリーに初参戦。97年には3台出場し、史上初の同部門総合1・2・3位を独占した。その後も、96年に創設された排気量10リッター未満クラスで14回中13回の優勝を果たしている。