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名村造船所、商船三井向け鉱石船を引渡し

2014年1月21日 (火)

ロジスティクス2451aa602849da134965d427d1696b97名村造船所は21日、伊万里事業所(佐賀県)で建造していた商船三井向け25万トン型鉱石運搬船「WARRAMBOO」(ワランブー)を引渡した。西豪州積みの最大船型となる「ウォージーマックス」の第14番船となる。

本船は西豪州主要3港への配船に最適な船型で、18m喫水で載貨重量25万トンを確保。最新の国際条約の要件を適用した最新鋭の船型を採用し、推進性能や操縦性能を考慮しつつ船首形状の最適化を図り、実海域性能をバランスさせた船体形状とした。

同社が独自開発した「名村フローコントロールフィン」(NCF)と「舵付きフィン」を装備し、推進性能の向上とともに燃料消費量の低減を図っている。

ブラジルのポンタ・ダ・マデイラ港への配船を考慮した係船システムとし、主機関、主発電機関には、IMOの「MARPOL Annex VI」に適合した低NOx機関を採用、低硫黄燃料油対策を考慮したFOタンク配置やエア式船尾管シール装置を備え、環境に配慮した構成とした。