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名村造船、25万トン型鉱石運搬船竣工

2018年6月21日 (木)

荷主名村造船所は20日、INDIGO LINE向け25万トン型鉱石運搬船「NSU XANADU」が伊万里事業所で竣工し、同日引き渡した。

同船は、西豪州積みの最大船型となる「ウォージーマックス」の第二世代型の第2番船。西豪州主要3港への配船に最適な船型で、18メートル喫水で載貨重量25万トンを確保している。

最新の国際条約の要件を適用した最新鋭の船型で、推進性能や操縦性能を考慮しつつ船首形状最適化による実海域性能をバランスさせた船体形状としている。

水分を多く含む貨物のビルジ対策として、ビルジウェルを各ホールドの4隅に配置するなどでホールドビルジの排出効率を高めた。主機関・主発電機関には、マルポール「Annex VI」に適合した低NOx機関を採用しており、さらにエア式船尾管シール装置を採用し、環境に配慮。

機関部冷却システムには、セントラル清水冷却方式を採用し、船内メンテナンス作業の低減を図っている。バラストタンク新塗装性能基準「IMOPSPC-WBT規則」を適用し、バラストタンクの腐食防止に努めることにより、船舶の安全性を高めている。

■主要目
全長:329.95メートル
幅(型):57メートル
夏季満載喫水(型):18メートル
総トン数:13万5953総トン
載貨重量:125万362重量トン
主機関:MAN B&W 7G70ME-C9.5 1基
定員:30人
船級:日本海事協会
船籍:リベリア