話題ロボット専業会社のゼットエムピー(東京都文京区)は28日、ミニチュアカーから普通車まで3タイプのロボットカーを用いて段階的に自動運転開発が可能な「自動運転開発支援パッケージ」の受注を開始した。
同社は2004年に家庭用二足歩行ロボット「nuvo」、07年に二輪型自律移動音楽ロボット「miuro」を販売し、その後miuroとほぼ同じサイズで乗用車の10分の1サイズの「RoboCar 1/10」で自動運転に成功、09年から販売している。
その技術を応用し、人が搭乗して走行可能な一人乗りEVトヨタコムスをベース車両とした「RoboCar MV」を11年に発売。さらに、トヨタプリウスをベース車両とした「RoboCar HV」を12年から販売し、昨年10月のITS世界会議、11月の東京モーターショー2013で自動運転のデモを一般公開、試乗体験を実施した。
RoboCar HVでは、実際の乗用車で走行実験でき、普及が進む運転支援技術、例えばプリクラッシュ、レーンキープ、自動駐車などの技術から、完全無人運転のソフトウェア開発を段階的に進めることが可能となるとしている。
今回、発売したパッケージでは、実験車両として、実車10分の1スケールのミニチュアカーを2台、トヨタコムスベースを1台、乗用車トヨタプリウスベースを1台と、それぞれの車両で実験を行うための導入支援コンサルティングサービスが含まれる。価格は5000万円(税別)から。
■詳細は下記URLを参照。
http://www.zmp.co.jp/robocar/#autodriving