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住友化学、イタリアの農薬販売会社を完全子会社化

2011年1月28日 (金)

産業・一般住友化学は28日、欧州の農薬事業強化の一環として、これまで50%を出資する持分法適用会社であったイサグロ・イタリア社に100%出資し、完全子会社化すると発表した。これに伴い、商号を「住友化学イタリア」(仮称)へ変更する。

 

欧州の農薬事業の強化・拡大を進める中、イサグロ社が経営資源を研究開発に集中することにしたため、今回の合意に至った。これに伴い、住友化学はイタリア、欧州地域で拡販を図るとともに、グローバル化を進め、農薬事業の強化・拡大につなげる。

 

住友化学は、2002年にイタリア大手農薬会社・イサグロ社傘下のイサグロ・イタリア社に50%出資し、イタリアでの農薬の拡販に取り組んできた。イサグロ・イタリア社は、豊富な製品ラインアップを保有する農薬販売会社として、イタリアの農薬市場で主要なサプライヤーとなっている。