ロジスティクス郵船ロジスティクスは26日、カンボジア法人の郵船ロジスティクス・カンボジアが今月10日付で同国財政経済省から通関ライセンスを取得した、と発表した。
日系物流企業では2社目となる自営通関業の認定を受けたことで、輸出入に伴う自社通関業務をプノンペン本社、プノンペン空港事務所、シアヌークビル事務所の全拠点から行えるようになった。
これまで同社の通関業務は、ライセンスを保有する協力会社が手配していたが、通関業務を自営化したことで、同社は「自社コントロールが可能になり、よりスピーディーで透明性の高い通関を実現できる」とメリットを強調している。
通関ライセンス保有者のみに認められる、UNCTAD(国連貿易開発会議)が開発した電子税関システム「ASYCUDA」と、通関ライセンス保有者が個別の端末から直接税関システムへ入ることができる「DTI」への登録も完了しており、ハード面でも体制を整えた。