ヤマトパッキングサービス、東京・京浜島に流通加工拠点

拠点・施設ヤマトホールディングスは27日、傘下のヤマトパッキングサービス（東京都江東区）が流通プラットフォーム拠点「京浜島流通トリニティーセンター」を開設し、3月7日から稼働すると発表した。

京浜島流通トリニティーセンターは、関東圏1都7県の工業メーカー・商社に対して「発注から工場の納品物の荷受け」と「製品の出荷や決済」を担うことで、物流コストの削減や本業以外にかかるコストの変動費化を支援するもの。

具体的には、ヤマトパッキングサービスが開発したWEBシステム「EASY」を利用することで、サプライヤーへの発注手続きを代行するほか、必要な数量を必要なタイミングで納品する、調達サイドに立った最適な輸送モードの設計、納品物の荷受け作業の代行、製造ライン投入前の簡単な加工、EASYシステムの荷受け完了データに基づく振込手続き作業代行——など、製造・販売の煩雑な前後工程を受託する。

また、ヤマトパッキングサービスの特殊梱包機能やヤマトグループが保有する通関機能を提供することにより、製品の国内配送や輸出入も効率化ができるようにする。今年度中に10社以上の顧客獲得を目指す。

■京浜島流通トリニティーセンターの概要
所在地：東京都大田区京浜島1-3-5
調達支援ソリューション：グローバル調達支援、輸入開梱、納品物の荷受け代行、決済代行
販売支援ソリューション：グローバル販売支援、出荷加工、輸送管理、決済代行
構造：鉄骨造3階建て
延床面積：5526.47平方メートル（1671.55坪）
耐荷重：1F2.5t/平方メートル、2F・3F1.5t/平方メートル
設備：垂直搬送機3台・大型クレーン3機（最大15トン）、少量危険品保管庫・非常用電源（27時間供給可）