ECfreee(東京都品川区)は6月30日、クラウドサービス「freee 在庫管理」において、リモート版MCPサーバーの提供を開始した。生成AIとの対話を通じて、販売チャネル別の売上分析や欠品リスク、滞留在庫の可視化を自動化し、中小企業やEC事業者の在庫管理と経営判断を支援する。
今回の機能追加により、利用者はAI(人工知能)へのテキスト指示だけで、出荷実績に基づく仕訳の自動計上に加え、自社EC(電子商取引)や卸売など販売チャネルごとの売上集計、欠品リスクがある商品の抽出、滞留在庫の可視化を実行できる。従来必要だったCSVデータの出力や表計算ソフトによる再集計作業を削減し、在庫データと経営データをシームレスに連携できる。
同社によると、中小企業やEC事業者では、販売・在庫管理システムと会計システムが分断され、出荷実績に基づく売上や資産額の把握、販売チャネル別の集計などを手作業で行うケースが多いという。MCPサーバーの提供により、正確な在庫情報に基づく販売戦略やキャッシュフロー改善の意思決定を支援する。
例えば、現在庫と補充基準を照合して欠品リスクのある商品を自動抽出するほか、一定期間出荷されていない滞留在庫を数量と評価額で可視化する。また、販売チャネルごとの売上構成比やランキングも自動集計でき、販促予算やチャネル戦略の検討に活用できる。
今回提供するMCPサーバーは、グループ会社のロジクラが提供するもので、freeeが提供する「freee-mcp」と組み合わせることで、プロダクト間で横断的な情報活用が可能になる。同社は今後も「Done for You」の考え方のもと、AIに業務を任せられる体験の提供を進めるとしている。
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